
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第12章 伯爵と翠
「はい、ここから…また車です。乗ってください」
小道を抜けたと思ったら…車が準備されていた
「また、ドライブですか…」
目の前の車を見てついため息をついてしまう…
監視が解けて「はい、到着」な、訳はないと思っていたが…また移動かと思うとけっこうウンザリする
「ええ、監視が解けたのでちゃんと向かおうかと…ん?おトイレですか?困りましたね――――…草むらでも平気ですか?」
「///トっ、トイレは大丈夫です!」
「お?――――…その顔…嫌いじゃないです…すみれは可愛いですね」
――――…嫌みにしか聞こえない…
私は黙って車に乗った――――…と、同時に…ドレスのリボンを1つ…その場に落とした…
アレキサンダー――――…
早く…来て――――…
