
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第13章 伯爵と叔父
「半分まで血を入れ換えた時に――――…ガサ入れです…本当にタイミングが悪い…
私は後ですみれを取り返すことを誓ってその場から逃げた…
“野村 空”と言う実験体の名を借りて…私も被害者のふりをしてその場を脱出したんです…」
当時の話で――――…マクギャレットは実験体の一人と一緒に逃げたと…なっていた
それが――――…こんな事だったとは…
私はペタんとその場に座り込んでしまった…
野村は悪怯れる訳でもなく…当たり前のように話している…
――――悪魔だ…
そう、私の目の前にいるのは…悪魔…
吸血鬼でも何でもない!
