
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第14章 伯爵と初夜
野村の件が片付き…
何故か白本さんの運転でホテルを後にした我々…
「後程…ピノ彦様にはご挨拶をしに参ります…」
と、野村はホテルの従業員と深々と頭を下げて見送ってくれた――――…
「白本…来てくれて助かったよ…」
「いえ、ピノ彦様の運転で出掛けられたと聞きまして…
もしや――――…と、思いアレキサンダー様の居場所を検索させて頂きました」
「――――…え?私にも…GPS?」
「もちろんでございます」
サラッとそんなことを言ってしまう白本さんにアレキサンダーは口をパクパクさせていた
私にしてるくせに…自分がされてるとそんな顔をするのね…ったく…自己中なんだから
