
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第14章 伯爵と初夜
「さて、野村の件――――…と、言うか…叔父の件はこれで解決したわけだが…
警察には――――…何て言おうか…」
マクギャレットはすでに亡くなっていて…野村 空が黒幕だった訳だが…
警察に報告をした方がいいのかアレキサンダーは頭を抱えていた
「黙っていたらいいんじゃないですか?」
「え?いいの?すみれ――――…」
いいも…悪いも…
私はもう警察関係者じゃないし、父と母とも縁を切ったので――――…ゴタツクくらいなら黙っていてもいいと思った
「私達って…長生きするんでしょ?そのうち考えましょ?――――…って、私は分からないのか…」
「黙っている――――…か、そうだね…あいつらに言ったとしても…理解は出来ないだろうし…
現状維持でいいか――――…」
アレキサンダーは、私に微笑みながら肩を抱いた…
