
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第3章 伯爵と通り魔
「――――…出掛ける?」
「はい!ここに来てから一度も出掛けてませんよ?お買い物したいです!」
朝ご飯を食べながら私はアレキサンダーに外出の許可をとる
別にアレキサンダーに黙って出かけても良いらしいが…私の単独行動を良しとしない
「お買い物なら――――はい、パソコン!」
すると、アレキサンダーは私にスマホを見せてアプリを開く――――…
「今の時代は本当に便利になったよね~!ポチッとワンクリックで商品が届く!
幼い子の写真も画像も…///ワンクリック…本当にいい世の中になったよ」
相変わらずのキモさにそろそろ慣れてきたが…朝から全開である…
「直接見て…買いたい時もあるんです!それに、気分転換もしないと――――…なんか…私…ダメになりそうです!」
「有森様がダメになるなんてことあるんですか?」
「――――…社会に置いていかれる…危機感も…少々…」
