
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第3章 伯爵と通り魔
ダンディー白本の運転で屋敷から葡萄園を通り道路に出るが――――…
「…まさかとは…思いますけど…ここの道もまだ、アレクの敷地内…ですか?」
「さようでございます」
――――やっぱりか!広い!
「ここまで広いと――――…出掛けるのが面倒になってしまうんですよね~…ご主人様もここ何年かはネット廃人状態ですよ!」
笑顔で怖いことを言うなぁ…ピノ彦君…
「日差しとか考えると…夜に出掛けがちになるだろ?白本が若いときは誘って飲みに行ってたけど――――…結婚して家族が増えたら、遊んでくれなくなったからな!この薄情もの!」
「フフフ、さようですか?ご主人様も奥さまをもらったらそうなりますよ…」
「――――…そうだな、最近そんなことを考えるよ…」
へぇ…アレキサンダーもそんなことを考えるんだ…
「すみれの花嫁姿は…ロリ萌えだぞ!」
――――…はい?何を言っているんだこのバカ野郎は…
