テキストサイズ

ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵

第3章 伯爵と通り魔


「ショックで倒れた有森様の代わりにご主人様が警察の事情聴取は受けております…代理ですが…今回はそれで大丈夫だと」


――――…え?アレキサンダーが?


そりゃぁ…アレキサンダーに助けてもらったけど…そこまでしてもらっていいのだろうか?


「…でも――――「有森様は髪を切られ…怪我までさせられたのです…今は休んでください」


手を引かれベッドに戻ると――――…なんだか眠気が再び私を襲う


それほど体も精神も疲れてしまっていたのだろうか…


「――――オーナーは、なんで…あんな事を?」




瞼が重くなっていたが…疑問が口から出た



「あそこを通る子供達が――――…アンティークのテディベアを“汚い”と罵ったからだそうです…

アンティークを愛していたオーナーはそれが許せなくて…子供を襲うようになったみたいです


で――――…有森様もその一人だと…」



ピノ彦君はバツの悪そうな顔を来た――――…


ストーリーメニュー

TOPTOPへ