
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第3章 伯爵と通り魔
「///すみれ~~~~~!どうした?!どこか痛むのか?!頭でも打ったか!?喉乾かないか?お腹は空いていない?!ほ~ら、ねこちゃんのぬいぐるみだよ~!ほら、笑って?泣かないで、すみれ~!」
「ご、ご主人様?!///あれ、まだ警察じゃぁ――――…」
私がホロリと涙を流すと同時に寝室の扉が勢いよく開き!
アレキサンダーが大きな猫のぬいぐるみを抱えて入ってきて私のベッドのわきに膝ま付いた!
「///すみれ――――…ごめんな?側にいればあんなことには…」
アレキサンダーがこわれ物でも触るように私の頭を撫でた――――…
「///あっ――――…アレクのせいじゃない…私がちゃんとアンティークのテディベアの良さを分かっていたら――――…オーナーはあんな事しなかったんですかね?」
私は頭の上にあったアレキサンダーの手を取ると…キュッと握った
「///すみれは悪くない――――…どんなにアンティークの良さをあの時気がついたとしても…オーナーはすみれを切り刻んでいた……もう、通り魔になった時点で壊れていたんだよ彼は…」
