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タクとシュウとの間で揺れ動いていた気持ち。

不器用な私が、二人の男と同時に肉体関係を結ぶことなんて考えられないと思っていた。

タクとのことも、シュウとのことも、何もケジメをつけていないのに……



なのに今、この男と、繋がりたい……


私と同じ思いで和弥を想う、この男と


心も身体も繋がりたいと……求めてしまう。



和弥……どうして今、私に尚樹を巡り合わせたの？

あなたが私の傍にいるときに、尚樹に会っていたなら、私はきっと、あなたの弟として、あなたの家族としてでしか見ることはできなかったかもしれないのに……



ねえ、和弥……私どうしたらいいの？


あなたが今、私の傍にいたら、私には起りえない出会いが続く。



あなたがいないから……

あなたと過ごした時間が忘れられないから

もう一人でいる時間を過ごしたくないから

誰かの肌の温もりに包まれて安心していたいから

あなたがくれた愛を、もう一度、感じたいから



ねえ、和弥

この運命を選択しようとしている私に

教えて……