無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「た……タク、もっ、もっと……もっと激しく……して」


私の体は彼の上で激しく揺れる。


私の長い髪が、激しく抱き合う2人の体から噴出す汗で全身に纏わりつく。


いつの間にか、プロットのあった優しいキスも、汗と唾液が混ざり合うくらい、お互いを貪り食うようなキスに変わっていった。



タクは腰を上下に激しく動かしながら深く突き、私の腰を手で掴みながら腰を前後に激しく揺さぶる。


あれほど喘ぎ声を簡単に出したくないと思っていた私が、タクに抱かれるたびに、いつの間にか私の中の動物の本能を呼び覚ます。



「あっ……ああぁーーっ……」



私は獣の叫びに似た声を上げた。

全身に快感の震えが襲い、体を仰け反らせ快楽に落ちる。


タクは仰け反った私の背中を抱えながら、腰をさらに深く私の体の奥まで突き、果てる直前に、私の乳房に激しく吸い付き、自分の痕跡を残す。


呼吸が乱れ、荒い息をもらしながら彼が言う。


「メグの体は、誰にも……触らせない」



抱かれるたびに増えていく、タクが私を抱いた後の痕跡でもあるキスマークという名の刻印。



”俺は……嫉妬深い”



タクは次第に独占欲が強くなっていく。



そして……私も




欲望だけの関係と分かっていても、この男をもっと嫉妬させたくなる。


もっと嫉妬に狂ったタクに激しく抱かれたい。


でも、その私の願望は、心のどこかで、この男の心まで欲しているようで


……自分が怖い。



抱かれるたびに体の渇きは満たされるのに



心の渇きは……決して満たされない。