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チョコレート2

第6章 valentine



放課後



陸に陸の家で
待っててくれるように頼み



私は家からそれを持って
エレベーターに乗った







チーンと一階に着き



扉が開いた




「あ…」




美姫ちゃんが一人で立っていた




美姫ちゃんに会うのは
陸が美姫ちゃんに
キスされたのを見た以来だ



美姫ちゃんは私が持っている
紙袋を見て言った




「別れなかったんだ」



「…」








「お幸せに」




そう言って美姫ちゃんは
エレベーターに乗り
消えていった





何言われるのかと思った…




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