チョコレート2
第8章 チョコレート
「ペアリ。安物だけど…」
うっそ…
ペアリとか、嬉しすぎる。
「陸…ありがとう」
「いーえ」
「あ、陸顔赤いよー?」
「うっせぇ、いいから付けてみ」
「うん!」
大きいサイズの方を陸に渡し
小さいサイズに指を通した
「ぴったり…」
「彩」
「ん?」
「いつか本物あげるから、それまで離れんなよ。」
「それって…プロポーズ!?」
「おい、ハッキリ言うな。…予約だ予約!」
そう言ってまた真っ赤な顔で
照れてる陸
「ふふっ」
なんだか
可愛くて笑ってしまった
「わ、笑うな!」
「離れないから、ちゃんと約束守ってよ?」
「当たり前」
色々あったけど
やっぱり陸の隣が一番。
絶対、絶対
約束だよ?
「陸!」
「ん?」
「大好き。」
【完】