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Women's Services~どんな依頼もお受けします~

第7章 初恋の相手でも仕事は仕事①

「……きさら……ぎ?」


白いハットの女性が
あまりにも知り合いに似ていて
当時と同じように彼女の苗字を
思わず口にしてしまう。


「難波くん。久し振り」

「あ……あぁ……久し振り……だね」


やはり如月だ。


僕の初恋の女性、如月理彩子。


温泉旅行の相手は如月ということか?


あくまでも中学時代のイメージだが
如月は純真で清楚で穏やかで
見ず知らずの男と旅行をする
仕事をしていることと
どう考えても結び付かない。

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