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Women's Services~どんな依頼もお受けします~

第7章 初恋の相手でも仕事は仕事①

あ、こう考えるべきか。


僕はどうやら偶然にも
この場に居合わせた如月に
声を掛けてしまったらしい。


目印の白いハットを被った女性が
他に居るはずだと、辺り一面を見回す。


「難波くん?どうしたの?」

「あ、待ち合わせをしていて……
まだ来てないのかな」


見ず知らずの女と温泉旅行なんて
如月に知られたくない。


初恋の女性に……如月に……
そんな男だと思われたくない。


しかし……見当たらない。


如月以外の白いハットを被った女性が。

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