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Women's Services~どんな依頼もお受けします~

第8章 初恋の相手でも仕事は仕事②

「もしかして如月……起きてた?」

「ぅん……私から仕掛けるようなこと
しちゃって……ごめんね」


しかし、如月が無防備だったからこそ
躊躇いながらも如月に触れることが出来た。


「謝ることないよ。僕が臆病だっただけ」

「そうさせたのは私だね……卒業式で……」

「臆病だったのは如月も一緒。違う?」


経験の無さと若さが結果として
僕たち中学生を臆病にさせた。


「ぅん、そうだね……でも今は臆病に
なる時間が勿体ない……」


如月は潔く、乱れた浴衣を脱いだ。

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