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第19章 もう一つの高校の思い出①

眠りかけた頃
俺の隣に誰かが座る感触が
シートを通して伝わってきた。


『理人……私も一緒にサボっていい?』

『その声は……理彩子だろ』

『正解』


顔に乗せたタオルを奪われた。


『意外だな。優等生の理彩子がサボるとは』


俺どころかクラス単位
いやいや……学校単位で
理彩子は高嶺の花のような存在。


“透明感”という表現は理彩子の代名詞だと
生徒たち男女問わず、そう口にしていた。

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