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第20章 もう一つの高校の思い出②
「俺もシートベルト外すから」
しかし理彩子は離れようとせず
俺の懐に顔を埋め
腰に回した両手もそのままの状態。
「私……先生と何もしてない……」
「周囲の妬みだろ。理彩子は成績が
良かったから」
「理人は……信じてくれてた?」
「付き合ってる時は信じてた。
でも、保健室でキスしてるのを
見てからは……ごめん。疑ってた」
「……してないもん。本当にしてないもん」
「そうだったな。してないよな」
理彩子を慰めるように
頭を柔らかく撫でた。
しかし理彩子は離れようとせず
俺の懐に顔を埋め
腰に回した両手もそのままの状態。
「私……先生と何もしてない……」
「周囲の妬みだろ。理彩子は成績が
良かったから」
「理人は……信じてくれてた?」
「付き合ってる時は信じてた。
でも、保健室でキスしてるのを
見てからは……ごめん。疑ってた」
「……してないもん。本当にしてないもん」
「そうだったな。してないよな」
理彩子を慰めるように
頭を柔らかく撫でた。
