『さちこのブラック企業体験記』第5章「ブラックＮＰＯ」　23ページ

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さちこのブラック企業体験記

第5章ブラックＮＰＯ

しかし、１年ほど経ったある日。さすがに我慢の限界を超える、ある事件が起きました。

理事長（法人のトップ）が、あるスタッフのミス（と、そのミスを誤魔化そうとしたこと）を叱る時に、

「あなたは人間じゃない。親の顔が見てみたい」

というようなことを言ったのです。
いや、ミスはいけないし、それを誤魔化そうとしたのはもっとダメだけどね？
「人間じゃない」って言い方は無いんじゃない？
あと、本人だって、もういい大人なんだから、親は関係ないじゃん。
というか、日ごろから些細なミスでもギャンギャン貴女がヒステリックに怒るからその人も誤魔化したくなったんじゃないの？

他にもいろいろいろいろいろいろいろいろあったのですが。ついに限界点を越えてしまった私は、我慢することを止めました。

転職先を探し、スーパーのレジ打ちパートを見つけ、そして、辞めました。

やっぱり、ブラックなところは辞めるに限りますね。

ちなみに、ＮＰＯ法人事務局スタッフ時代の月収は、月により変動もありましたが、少ない月だと6,000円。一番多かった月でも12,000円。

転職後のスーパーのパート。月収は約60,000円。
なんとなんと、月収５～１０倍！（元が少なすぎ）

そして、働き始めて３年目の現在は…。
時給が上がったことや、人手不足で勤務時間数が増えたことなどが影響して少し稼ぎが増えました。