テキストサイズ

さちこのブラック企業体験記

第1章 ブラックバイト

父親からのアドバイスもあり、会社への業務報告書は全てコピーを取ってから郵送し、働いた証拠を残しつつ働いた3ヶ月目。そして月がかわって4ヶ月目。

この月は、コーディネーターさんから仕事の依頼が来ても、ずっと断っていました。一度引き受けてからキャンセルするのは迷惑がかかるけど最初から引き受けなければ他の人を探すのだろうし、給料日に前月分の給料が振り込まれるのを確認するまでは、絶対に働かないつもりでいました。

しかし、よほど人が見つからなかったのか、一度は断った仕事の依頼が再び来ました。当然断りましたが、食い下がられます。断る→コーディネーター食い下がる→それでも断る→コーディネーターまたも食い下がる、のエンドレス。しつこかったので、「都合が悪くて」などと言ってふわっとぼかしていた断りの理由をハッキリと告げました。

ここに登録した最初の月から毎月毎月、給料が振り込まれない→催促する→金額間違えてる→再び催促の繰り返しで全く信用できない、と。そして、今月分の給料が確実に振り込まれるのを確認できるまでは一切仕事を引き受けるつもりは無い、と。

そしたら、そのコーディネーター、

「次は絶対に大丈夫。私が必ず責任持つから引き受けて」

と、食い下がってきました。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ