タイムリミットまであと一週間。
第3章 残り7日。
っと…。
今はあんま考えたくない。
楽しまなきゃ!!
あ、そういえば…「ヤる」相手も学校で探さなきゃな…。
んー…誰にすっかな。
考えてたら体育館前に来てしまった。
今日はバスケ部、バレー部が部活してんだな。
かっけー…
俺も…バスケ続けたかったな…。
これでも小学校から中学まで一応バスケやってたんだ。
でも…もうこの体じゃあ無理だ。
だめだ。
何考えたって病気のことになってしまう。
「はぁー…。」
ため息が出る。
「…瑳來?」
後ろを振りかえると、バスケットボールを持ってこちらを見ている女子がいた。
「…夢佳…。」