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遠くの恋人より近くの同僚

第7章 苦し紛れのプロポーズ

「……敬語やめてもいいですか?」

「それは本田が勝手に……いや……
はい。タメ口でお願いします」

「凌馬くんって呼んでも?」

「それだって勝手に……はい」


ま、現状よりは……マシか。


元に戻っただけだ。


「まだ許したわけじゃないから。
これから浜田建設に付き合って」

「はい。お供します」


浜田建設の社長の似顔絵を思い出す。


とてつもなく強面だったような……

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