テキストサイズ

遠くの恋人より近くの同僚

第7章 苦し紛れのプロポーズ

「別に。自分の仕事を全うしただけ
ですから」


チッ。


しかしここはグッと堪えて……


「あ、あれが良かったよ。似顔絵?
よく特徴を捉えてるよ」

「漫画家志望でしたから」

「どうりで」

「はい」


あ……会話が終わってしまった。


「えっと……あのさ……俺が悪かった。
本当……すみませんでした」


謝るつもりは無かったが
言い過ぎたことも否めない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ