テキストサイズ

遠くの恋人より近くの同僚

第1章 『好き』と言えずに……

一華が外部の営業マンに
受付でナンパをされていた。


“彼氏は居るの?”やら
“今度デートしてよ”などと
ナンパの決まり文句を言われた後
『“ICHIKA”って、どういうカンジなの?』と
ローマ字表記のネームプレートを
指差されていた。


一華は一瞬ムッとした表情を見せたが
受付嬢は会社の顔だと
意識を切り替えたのか
瞬時に笑顔を作ると……


『見ての通り気が強くて短気です。
それでいて嫉妬深いですが
それを見せないよう心掛けています』

ストーリーメニュー

TOPTOPへ