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遠くの恋人より近くの同僚

第9章 見たくないものを見てしまったら?

「ありがとな。心強いわ」

「そもそもどうして私が成瀬さんの
味方になるわけ?恋敵だよ」


それを言われてしまうと
俺も返す言葉が……


「ぶっちゃけ内心は、ほくそ笑んでる
かもよ。あ、これで凌馬くんと成瀬さん
別れるかもって」

「それは無いだろ。本田に限って」


本田が……ヒートアップしてきた。


「成瀬さんより、私の方が凌馬くんを
好きって自信あるもん」

「それは分からんだろ」

「私だったら絶対に、あんな真似しない。
凌馬くんを悲しませたりしない。
絶対に……絶対に……私の方が……」

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