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遠くの恋人より近くの同僚

第15章 想いが通じ合った時

「俺が未央のお母さんに謝るよ」

「えぇッ!?だってッ!!」


自宅に一度も男性を
連れてきたことがない。


カレシ居ない歴26年だもん……


「菓子折とか持ってった方がいいのかな」

「成瀬さんの家に行った時は?」

「行ったことない」


まだ残ってた。


成瀬さんに勝てることが残ってた。


「お母さんね、とある店のプリンが
大好物なのッ」

「未央が食いたいだけだろ。ま、いいや。
帰りにその店に案内して」

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