テキストサイズ

遠くの恋人より近くの同僚

第2章 勘違いの幕開け

橋本課長がBランチを選択して
四人掛けのテーブルに一人で着くと
私はAランチを選び
「失礼します」と
橋本課長の正面に座った。


「受付の子だよね?」

「はい。成瀬一華と申します。
御一緒させて頂いてもよろしいですか?」


既に図々しく座って
ロースカツにソース掛けちゃってますけど。


「いいけど……やっぱり俺もロースカツに
すれば良かったな。失敗した」


おッ……思わぬところで……


「だったらシェアしません?
私もAとBで迷ってましたから」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ