テキストサイズ

遠くの恋人より近くの同僚

第16章 彼女たちの親の反応

食事を終えると、お父さんの提案で
橋本さんを私の部屋に案内した。


「あー、腹一杯。お母さん料理上手だね。
お父さんも気さくに話してくれたし
ふーちゃんも面白いし。ホントいい家族」


ベッドに横たわる橋本さんは
苦しそうにお腹を擦る。


「あ、お父さん」

「え!?」


橋本さんは驚き、身体を起こす。


「嘘です」

「ビックリさせんなよー」


橋本さんは起き上がった拍子に
ベッドの傍らに座る私の肩を抱いた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ