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遠くの恋人より近くの同僚

第17章 傍に居てほしい

スーツだけじゃない。


俺の身の回りの物の大半は
一華が選んでいる。


未央とくるまっているタオルケットも
『肌心地がすっごくいいから』と
一華にプレゼントされた物だ。


フローリングに脱ぎ捨てた
ワイシャツも靴下もボクサーパンツも
一華が選んでくれた。


それが今の俺には、少し窮屈だったりする。


「次の休みに買い物付き合ってよ」

「ぅんッ。何買うの?」

「未央のセンスで色々と買い揃えたいんだ」

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