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遠くの恋人より近くの同僚

第18章 過去の思い出

「こうなったら一層のこと部屋中を
華やかにしちゃいません?
ウジウジしたって、しょーがないですって」

「俺、ウジウジしてないけど」


確かに確かにー。


全くいつもと変わらない御様子。


「でも一生住み続けるんですよね?
この殺風景な部屋に」

「どうかな。一華だったらどうよ?
カレシが別の女の為に購入した家で
暮らすっていうのは」

「この家で一日でもそのカノジョと
暮らしました?」

「全く。玄関さえ入ってない」

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