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遠くの恋人より近くの同僚

第18章 過去の思い出

「つまり橋本さん一人で決めたこと
ですよね?」

「俺が不動産会社に勤めてるから
安心して任せたんだろ」

「じゃ、いいと思います」


拘りなんて人それぞれ。


少なくとも私の中では許容範囲内。


どちらかというと
記念の物とかお揃いの物を
いつまでも持っていられる方が
嫌だし、気持ちが悪い。


「一華がいいなら、ま、いいか。
じゃ、協力しろよ」

「お部屋華やか作戦ですか?」

「それな。一華はセンス良さそうだし」

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