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遠くの恋人より近くの同僚

第19章 別れる決意

そう心に決めたからには
一華の同期会参加は必須なわけで…


「今…一華に電話してもいいかな?」

「…ぅん。ぁッ…じゃ、私お風呂に…ぇッ?」


立ち上がろうとする未央の手を引くと
胡座をかく俺の懐に収めた。


「居て」

「でも…」

「居て。ここに」


未央が傍に居てくれないと
心が浮わついてしまいそうで……

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