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遠くの恋人より近くの同僚

第20章 ずるい私

大事な接待中というのに…


「本田。何をボーッとしてるんだ?」


凌馬くんに嫌われることを怖れていて
全く集中出来ない。


「平松課長の栄転祝いに例の物件
よろしく頼みますよ」

「ありがとうございます!!」


私…この接待に必要あった?


凌馬くんは同期会の真っ只中で
久し振りに再会する本店の同期と…
成瀬さんと楽しんでいるんだろうな。


醜い私を酒の肴にして。

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