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遠くの恋人より近くの同僚

第21章 別れの予感

「これなんて可愛くないですか?」


形はシンプルだけど
デザインが独創的な
マグカップを手に取る。


「いいね。じゃ、色違いで二つ」

「予備ですか?橋本さんて、意外とドジ
だから必要かもしれませんね」

「一華の分だ」

「私の?だって私…」


一応は未だ凌馬と付き合いがあって…


だから…お揃いのマグカップなんて…


「一華を受け入れるのは、俺」


橋本さんは…全てお見通しなんだ。

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