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遠くの恋人より近くの同僚

第22章 一方的な別れ

区切りのいい
20回目のエッチを待たずにして
俺と未央は付き合うことになった。


「第三関門突破しちゃったねッ」


数時間前の借りてきた猫が
俺にまとわりつく
可愛い猫に進化した。


「未央…好きだよ。未央だけだよ」

「私は最初から凌馬くんだけッ」

「皮肉るなよ。一華とは…」


“それ以上は言わないで”と言わんばかりに
俺の口元に未央が人差し指を当てる。


「私だけを見てね」


そのつもりだよ…未央。

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