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遠くの恋人より近くの同僚

第25章 噂の女上司

「そろそろお昼にしましょうか。
五十嵐くんの行きつけの店でいいわ。
案内して」


午前中だけで得意先を
10件以上も付き合わされた。


こんな華奢な身体つきで、意外とタフ。


未央とよく行くトンカツ屋に案内した。


「ロースの大盛りで。五十嵐くんは?」

「僕も同じもので」


そして、意外とよく食う。


ここまでの会話は、ほとんど無し。


だからと言って、居心地が悪い訳じゃない。


本来の俺は、会話が無いことを
全く苦に感じない。

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