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遠くの恋人より近くの同僚

第26章 これは……恋?

仕事に対する姿勢も
他の役職者に比べ
若干厳しい程度だと自負している。


それは給料を頂いている以上
当たり前のことだし
部下に対しての厳しさも
少しでも会社に貢献して
その喜びを知ってほしいから。


誰が言ったか“潰しの倫子”なんて
冗談じゃない。


私はハラスメント上司か。


だけど…


これまで一緒に仕事をしてきた部下の中で
唯一、五十嵐くんだけは
私の行き過ぎた噂に振り回されず
接してくれている。


“潰しの倫子”の意味合いも
私のお酒の強さを理由に
すり替えてくれた。

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