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遠くの恋人より近くの同僚

第26章 これは……恋?

「風間課長、おはようございます。
お早いですね」

「昨日の雑務が残っていたから」


朝一から玄関先で
五十嵐くんと顔を合わせづらく
一時間ほど早く出社した。


例の下着を連想してほしくなかった。


でも結局は、それも無駄な努力。


「昨日、回りきれなかった得意先ですが
今日も僕が御一緒しましょうか?」

「お願いするわ」


空回ってるな…私。

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