テキストサイズ

遠くの恋人より近くの同僚

第32章 私だけが知らなかった

私の隣でソワソワしている
風間課長の様子が気になる。


「風間課長?トイレ我慢してます?」

「…ごめんッ!!急用思い出したッ!!」

「えぇッ!?ちょッ…風間課長ッ!!」


風間課長が会議室を出ていってしまった。


「なんでしょうね…風間課長ってば」


それより何より…このシチュエーション。


東京と静岡で場所は異なるけど
会議室で平松課長と二人きり。


あの時…


会議室で居眠りをしていた私に
平松部長が…キスをした。


ファーストキスだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ