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遠くの恋人より近くの同僚

第34章 本当にこれで“さよなら”

ぁッ…


あの…ひょろっと背の高い男性は…


五十嵐くんッ!!


意外と早く見つけてしまって
心の準備が…





よしッ!!


五十嵐くんが旅立つ前に
“好き”という気持ちを伝えて
逃げてしまおう。


「五十嵐くんッ!!」

「あ、風間課長。見送りはしないって
言ってませんでした?」

「気が変わったのッ!!」


飄々としている五十嵐くんとは対照的に
ガッツリ、力んでしまっている私。


だってこれからコクるしッ!!

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