テキストサイズ

遠くの恋人より近くの同僚

第35章 傍に居てくれた人

ガバッと布団を剥いだが…


「……」


それでも反応なし。


俺としてはふざけているつもりで
ある程度のちょっかいを出したら
お遊びは終了するはずだった。


しかし…


俺に背を向け縮こまっている風間課長は
震えていて…


「馬鹿にしないで…」

「ごめん…」


言い訳もせず、背後からそっと抱き締めた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ