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遠くの恋人より近くの同僚

第38章 元カノたちより年上女房

……


俺と一華は愛し合った。


利害関係の一致はあっても
肌感の一致は無かったように思えた。


それは内面的に二人の間が
冷めていたことの表れだろう。


『一華…良かったのかよ』

『何が?』


終わった直後に
着替えを始める一華。


『避妊してないけど』


ゴムを用意していなかった俺は
直前で外に射精しようとしたが
一華が俺の腰に脚を絡めてきた。


『いいの』

『もし…仮にだけど…』


俺との子供を授かってしまったら…


『その時は、その時。凌馬にも風間課長にも
迷惑は掛けないから』

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