テキストサイズ

遠くの恋人より近くの同僚

第6章 思わぬ方向へ……

そして運悪く……


「おッ……お父さんッ!!」


帰宅してきた父親と家の前で鉢合わせ。


「初めまして。成瀬さんと同じ会社に
勤めております橋本一哉と申します」


先に挨拶をしたのは賢明。


父親は礼儀作法にうるさい。


「一華の父親です。一華がお世話になって
おります。ところで、今日はどのような
御用件で?」

「お父さんッ!!もういいでしょッ!!
尋問みたいなことしな……」


父親に食って掛かる私を
橋本さんが制する。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ