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彼の愛は重い鎖のようで、

第1章 恋人以上恋人未満


イかなければって……。

正直、彼の指によって私の体はどんどん熱くなっていく。


「も、やだぁ……。一輝ぃ。」


生理的な涙が瞳を覆い、視界を滲ませる。

そのまま彼を見上げ、苦しくなりながら彼の名前を呼ぶと、一輝はゴクリと喉を鳴らしながら左手で私の目を覆った。


「それは反則だって……。こっちみんな。」

「な、なに!?」

「誘ってんのかよ。」

「はぁ!?誘ってないわ!!」

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