
彼の愛は重い鎖のようで、
第1章 恋人以上恋人未満
一瞬の静寂から我に返り彼の胸板を押す。
「やだやだやだ、抜いてぇ!!」
「たっぷり注いでやるよ、お前の奥に……!」
「ダメっ。赤ちゃん……出来ちゃうよ。」
「……いいじゃん。孕んじゃえよ。」
私と一輝は友達だ。
もしも子どもが出来たりなんてしたら本当に私たちの関係は昔みたいに戻れなくなる。
「あぁ!ああっ。」
「くっ……。」
しかし彼との激しさから私には力なんて残っていなくて、彼から足を持ち上げられてしまう。
持ち上げた足をそのまま自身の肩に乗せると更に深く繋がろうと勢いを増す。
