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彼の愛は重い鎖のようで、

第1章 恋人以上恋人未満


「ぁ、でる……!でる……っ!!」

「ああああぁ!!!!」


熱の篭った言葉を発したと同時。

私と彼は一緒に果ててしまった。

奥の方で温かいものが広がり、ビュルビュルと激しい音が耳に響く。

その間も腰を軽く振り、果てた感覚を感じているような気がした。

それはしばらく収まらなくて、その間私は放心状態のように彼の滴り落ちる汗を眺めていた。

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