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彼の愛は重い鎖のようで、

第2章 友達の定義


「一輝くん喧嘩も強いし、ちょっと雰囲気怖いし、ストーカー撃破には打ってつけじゃん。」

「でもでも、元カレから犯罪的なことをされたわけじゃないし……。」


昨日の出来事を希帆には言っていないため、彼女は食い下がる私を訝しげに見つめる。


「いや、人をつけ回すのも立派な犯罪でしょ。」


その“一輝くん” にも犯罪まがいなことをされたんですがね。
いや、あれはまがいではないな。

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