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彼の愛は重い鎖のようで、

第2章 友達の定義


「もう一輝くんにどうにかしてもらいなよ。それか警察に行くかね。」

「警察は事件があってからじゃないと動いてくれないでしょ。……どうして一輝がでるの。」


普段であれば相談するなどして頼っていただろう。
昨日だってそのことを相談しに一輝の家に行ったのだから。

しかし昨日の今日で彼を頼ることはしたくない。


「いつも一緒にいるじゃん。一輝くんしか相談する人いなくない?」

「まあ、そうだけど。」

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