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雨の贈り物

第1章 雨の日

外に出て気付いた。
空が青いのに雨が降る。
にわか雨だった。
同級生で友達の北条柊一が前にこんなことを言っていた。

***
『泣き雨だね。』

「ナキアメ?」

『にわか雨のこと、泣き雨っていうらしいよ。本で読んだ。』

「へぇ〜。」

***

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