テントの中でなんとやら
第2章 謎の生物
まあ、今の時代、雪男って呼び方はしないよな。ビッグフットや、サスカッチといった呼び名がある。
呼び名なんて、どうでもいい。
本物を見付けることが、最大の目標である。
ふと、なにやら、妙な気配が背後から感じ取った。
「っ!」
格闘家の勘か、俺はテントのファスナーを開け、外を覗いた。
「ぐっ!!」
思わず声を出してしまった。
目の前に、2本の足が見えた。
暗がりでハッキリとは見えないが、間違いなく人間、それも女性の足だとわかった。
幽霊かとも思ったが、実物であることがわかった。
「だ……誰だ?」
声をかけたが、一言も発する気配がない。
こんな雨の中、しかも深夜に、山の中に立っている。ただ者ではないのは、確かだ。
貞子か?
いや、貞子は俺には立ち向かえないはず。
だとすれば、別の女?
外に出ようと思ったが、足が近い。
テントギリギリに立ってやがる。
「おい、そこの者……今から出てやるから少し下がれ」
5センチ下がりやがった。
出れるか!
「今の20倍ほど下がれ。ちょっと出してくれ」
『ま゜』
なんかしゃべった?
ちょっと、聞き取りにくかったぞ!
呼び名なんて、どうでもいい。
本物を見付けることが、最大の目標である。
ふと、なにやら、妙な気配が背後から感じ取った。
「っ!」
格闘家の勘か、俺はテントのファスナーを開け、外を覗いた。
「ぐっ!!」
思わず声を出してしまった。
目の前に、2本の足が見えた。
暗がりでハッキリとは見えないが、間違いなく人間、それも女性の足だとわかった。
幽霊かとも思ったが、実物であることがわかった。
「だ……誰だ?」
声をかけたが、一言も発する気配がない。
こんな雨の中、しかも深夜に、山の中に立っている。ただ者ではないのは、確かだ。
貞子か?
いや、貞子は俺には立ち向かえないはず。
だとすれば、別の女?
外に出ようと思ったが、足が近い。
テントギリギリに立ってやがる。
「おい、そこの者……今から出てやるから少し下がれ」
5センチ下がりやがった。
出れるか!
「今の20倍ほど下がれ。ちょっと出してくれ」
『ま゜』
なんかしゃべった?
ちょっと、聞き取りにくかったぞ!