テントの中でなんとやら
第2章 謎の生物
すると、女は、俺にむけて1通の封筒を差し出した。デズィーニのミッキーマワスのイラストが、描かれている。
「なに? 手紙?」
それを受け取り、俺は中を見た。中には縦書きの便箋に、丸文字でなにか書かれてあった。
「なに……わたしは……あなたのことをずっと……気になってまし……た……ぜひ、友達からお付き合い、はぁーっ!?」
女は、慌てた素振りで手紙を奪い取り、もう1通の手紙を出した。
間違えたのか……。
正直、焦った。
てか、あの手紙を、この女が誰かにもらったってことか?
これに、あんな手紙を出すやついるのか?
まあ、人の女性の好みはみんな違うからな。
俺は、もう1通の手紙を読んだ。封筒はなく、どう見ても、FAXの紙の裏だ。
「なになに、『新しいティンカーベルの情報を手に入れた』と……そうか、これは向かい側の山にいる繁(しげる)からの手紙だな」
俺がそう言うと、女は、うんうんと頷く。
「なになに『ティンカーベルはどうやら、もう1種のUMA、ピー・タアパンと一緒にいる可能性が高い。目撃者や生物学者の話によれば、ピー・タアパンの寄生虫とも呼ばれている』……なるほど。え、『ティンカーベルはかなり小さいため、ピー・タアパンを先に探したほうがいい……滝繁(たきしげる)』……そうか、そっちの方が体が大きい分、探しやすいってことだな」
「なに? 手紙?」
それを受け取り、俺は中を見た。中には縦書きの便箋に、丸文字でなにか書かれてあった。
「なに……わたしは……あなたのことをずっと……気になってまし……た……ぜひ、友達からお付き合い、はぁーっ!?」
女は、慌てた素振りで手紙を奪い取り、もう1通の手紙を出した。
間違えたのか……。
正直、焦った。
てか、あの手紙を、この女が誰かにもらったってことか?
これに、あんな手紙を出すやついるのか?
まあ、人の女性の好みはみんな違うからな。
俺は、もう1通の手紙を読んだ。封筒はなく、どう見ても、FAXの紙の裏だ。
「なになに、『新しいティンカーベルの情報を手に入れた』と……そうか、これは向かい側の山にいる繁(しげる)からの手紙だな」
俺がそう言うと、女は、うんうんと頷く。
「なになに『ティンカーベルはどうやら、もう1種のUMA、ピー・タアパンと一緒にいる可能性が高い。目撃者や生物学者の話によれば、ピー・タアパンの寄生虫とも呼ばれている』……なるほど。え、『ティンカーベルはかなり小さいため、ピー・タアパンを先に探したほうがいい……滝繁(たきしげる)』……そうか、そっちの方が体が大きい分、探しやすいってことだな」